商品の説明
昔の顕微鏡
Nuremberg Microscope(1750~1830年)はドイツ南部のニュルンベルク(Nuremberg)地方で作られたカルペパー(Culpeper)型顕微鏡です。ニュルンベルク地方には、おもちゃを製造する工房がいくつもありました。1750年頃からイギリス製の顕微鏡を模倣して数多くの木製顕微鏡が作られました。積み木などを作るおもちゃメーカーが製造した顕微鏡であることからトイ・マイクロスコープ(Toy Microscope)とも呼ばれます。
ニュルンベルクの街は貿易の中心であり、大きなおもちゃ見本市がありました。そのためこのタイプの顕微鏡はニュルンベルク顕微鏡と呼ばれるのが慣習です。
顕微鏡
高さ約 34 cm、台座の直径 12 cm
重さ 350 g
木製の鏡筒上部には接眼レンズ(黄色矢印)があります。接眼レンズはねじ込み式のアイキャップが付いていて、ホコリの進入を防止します。
鏡筒とドローチューブ
顕微鏡の鏡筒部は幾何学的模様で装飾された紙と木材(ナシの木 pearwood)で作られており、胴体部にはオレンジ色に染められた鮫革が巻かれています。
標本挿入口
ステージとバネで抑えられた板の間に木製の標本ステイックを挿入します(黄色矢印)(画像 6枚目と16枚目)。
対物レンズ
木製のねじ込み式対物レンズキャップを取り外すと対物レンズ(黄色矢印)が表れます。対物レンズは両凸レンズです。対物レンズのすぐ内側には、小さな穴の開いた銀色で薄い金属製の絞り(ピンホールアパチャー)があります(画像 8枚目)。
鏡筒内のフィールドレンズ
インナーチューブの中にフィールドレンズ(黄色矢印)があります(画像9枚目)。
顕微鏡の底(裏)にはバンフットデザインの脚が3個と、"IM"の刻印があります。
標本観察画像
ミツバチの花粉運搬脚 観察倍率 約 100倍(画像14枚目)。
右側は17世紀のドイツの行商人を描いた絵です。ドイツでは当時から行商人がめがねなどと一緒に顕微鏡や望遠鏡を商品に加えて売り歩いていました(画像15枚目)。
YouTube に動画を掲載しましたので下記をドラッグして検索し、John Cuff の動画から 19.の顕微鏡をご覧ください。
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価格表示までしばらくお待ちください。
商品の情報
カテゴリーテレビ・オーディオ・カメラ > 望遠鏡・光学機器 > 顕微鏡商品の状態やや傷や汚れあり発送元の地域岩手県