商品の説明
この本が世の中に何部存在するのかは、正直私にも分かりかねますが、はっきりしているのは、非公式オークション等で10年に一度の出現頻度で取引されているという事実です。
藤子不二雄ランドの発刊にあたり、狂人軍も検討されたようですが、内容の過激さから発刊は見送られた経緯があり、どの出版社からも単行本化が見送られ、今に至ります。そして公には未来永劫単行本化は成されないでしょう。
何故なら全編読めば分かりますが、魔太郎のカット作が霞んで見えるほど、内容が完全に振り切っているからです。
加筆修正しようにもぶっ飛び過ぎてどうにもならず、政府で言うと嫌々開示した文書が黒塗りだらけ、テレビ番組だとほとんどピー音でカットされ、何が何だかとなってしまう過激なストーリーで、残念ながらお蔵入りも已むを得ません。
ただ、どうしても単行本化を望む熱烈なファンが、私家版として発刊に漕ぎ着けたのでしょう。それも奥付のランドNo302から、叶うならランド入りを果たして欲しかったとの願いが込められています。
発刊に当たっては原本となる当時の週間少年ジャンプ(14冊)を全て揃える必要があり、今だと一冊5000円が相場ですから、単純計算で掻き集めるのに7万を要し、且つネットの無い時代にきっちり揃えるのに、どれだけの年月を要したか考えると気が遠くなり、更に自費出版となると小部数でも高額ですので、単行本にされた方の執念は凄まじいものがあります。
当本も発刊から既に四半世紀(作品発表から半世紀)を経ている訳ですが、代々のオーナーが大事にされていたようで、痛みも少なく並上状態を維持しています。数ある藤子作品の中で頂点に君臨するキングオブ封印作品を余す事なくとくと御覧あれ。
商品の情報
カテゴリー本・雑誌・漫画 > 漫画 > 少年漫画商品の状態目立った傷や汚れなし発送元の地域岡山県